今期のドラマのうち、
・5話以上(ビデオも含め)見たもの
・HP、blogなどで、ストーリーを全話確認したもの
についてのまとめを記録代わりに書きます。
ここにないドラマについては、見ていないので、上記の条件に当てはまらないものです。
あくまでも主観です。文句もてんこ盛りであると思いますけど、まぁ、それはそれで。
1位「雨と夢のあとに」
今期の1番は見た中ではまちがいなく「雨夢」です。
期待していなかっただけに、その反動の部分はあるかもしれません。
前半は若干、のんびりしたところはありましたが、5話以降はとび抜けてよかったです。
5・6・8・10話は単体でも十分よかったです。
話の転がし方&見せ方のうまさは、さすが舞台脚本がベースにあるからだろう。
他のドラマが登場人物が多いせいもあって話が散乱しているなか、全体の流れ、個々のエピソードも最終的にはテーマに沿っていたし、ゲストの絡ませ方、伏線の貼り方、落としどころなど、今期の中では秀作だと思います。
欲を言えば、前半を1話削って、もしくはもう1話追加して、後半のストーリー展開を膨らませてもらえれば、さらに深く描けたとだろうと思われる点と、突っ込みどころが満載なのを、もう少し解消してもらえればとは思ったが、そこまでいうのは贅沢か。
また、OPにまで細かいつくりがあったのは、ちょっとびっくりしました。
キャストも適材適所というか、うまく、はまっていた。
メインの3人(朝晴:沢村さん、雨:黒川さん、暁子:木村さん)は、はまり役と言って過言ではなかろう。
それ以上に個人的には岳男:小柳トムさん(どうしてもブラザートムとは書きたくない(爆))と霧子:美保純さんの役どころはなくてはならないところでもあり、あらためて光っていたように思える。
唯一?なのは、なぜ月江が杏子さんなのか?
2?3話のライブのためだけにしてはちょっともったいない。
杏子さんは好きなので、別にかまわんといえばかまわんのだけど、役者じゃないんだし。でも、よしとしよう。
HPのつくりも面白かった。朝晴が見えないキャストをクリックすると、朝晴が消えたりしたし。主題歌もねらって作っただけあって、はまってました。
>---
原作はドラマが終えるちょっと前から読み出して、読み終えました。
原作はドラマと違い悲しい結末。登場人物や描写の仕方もドラマとは全く異質でした。
雨の日常生活の描写は小説の方が丁寧に描かれていました。
これはドラマにもう少し反映されてもよかったような気はします。
後半(ドラマでいう最終章)は比較的小説に近いが、前半は完全なディテールです。
小説はどう考えても、劇場なら可能かもしれませんが、TVでそのまま映像化するのは内容的に無理でしょう。
それを考えると本当にうまく「見せるドラマ」にしたなと思います。
原作は良い作品とは思いますが、ドラマを期待して読むとちょっと、その違いに、がっくりくるかもしれません。「美しいもの」を想像してるとえらい目にあいます。
逆に小説から入ったら、あの涙の最後は想像できなかったと思う。
そういう意味で、似て非なるものというのがオイラの感想です。
>---
泣かせのドラマには弱いので、こういうのはどうしても評価してしまいますが、それを差し引いても十分よかったです。
視聴率をあまり気にしない深夜枠だから、できたような気はしますが。
それでも平均10%近くあったようだし、最後はしっかり視聴率が上がっている(11.8%)ところを見ると、見てる人は見てるということか。
でも、時間帯が悪かったため、見ていない人が多いようですね。
他の方のblogを見ると最初から落ちてたり、前半で脱落してる方が多いみたいですが・・・もったいないなぁ。5回目以降を見たらまず落ちることはなかったと思うだけに。
買えとまでは言いませんが、借りてでもDVDでチェックするだけの価値は十分にあると思います。
オイラは買っちゃうかも・・。ぜひ見てください。お勧めです。
特に、女の子を持つ、お父さん!たぶん、泣けて泣けてしかたないと思いますよ。
娘と雨ちゃんが重なったら、もうそれははまっています。
2位「瑠璃の島」 実話ベースでコブクロさんが主題歌+お涙+ほんわかとさせてくれそうという部分だけで見たのですが、思った以上によかったです。
飛び飛びにしか見れていないので、ちゃんと見たらと思うところはある。
「瑠璃ちゃんの成長物語」かなと思って見始めましたが、「島民の成長」「親子愛」がうまく描かれていたような気がします。
瑠璃ちゃん、最初は、こにくたらしいかったですが、途中から、「かわいい娘」になっちゃって。
また、タイミングのいいことにリアルの里親物語をみてしまったもんだから、よけいそんな風にみえたのかもしれん。
未熟な部分があるとはいえ、成海璃子ちゃんを起用したのは大正解だと思う。
ただ、璃子ちゃんは12歳には見えんは。研音おそるべし。
彼女のがんばりがよかっただけに、あえて名前はあげないが、脇役が違う意味で目だってしまったのが残念。へたすぎた。
実話がベースなので、無茶な展開がないのは当然だけど、個々のお話としてもよくできていたように思えた。
ただ、盛り上げろと言ったところで、大げさは嘘は作れないから大盛り上がりの場面がなく、たんたんと話が進んだ中でのもりあがりになったのは、仕方ないところか。
最終回も個人的に、よかったとは思うけど、思ったより盛り上がらなかった。
変な勘ぐりをすると、最後を見る限り、続編orスペシャルは非常に作りやすい状況ですよね。
それにもちょっと期待します。
主題歌は今期1番だと思います。聞いただけで、海の絵が頭にでてくるのは狙って作ったからこそ。
上記2本は見てよかったドラマです。
この2本が抜けてよかった感があり、あとの3本がいまいちだったような気がした。
さぁ、あとは・・・さくっと愚痴を。(爆)
3位「恋におちたら」 正直、可もなく不可もない。最後までちゃんとみていたので、可なのかもしれんけど。
中盤までは、まぁまぁそれなりにと思っていたが、島男が壊れてだすころからがちょっと疲れる展開に。
最初から思ったけど、いくらお話とはいえ、展開があまりにも非現実的すぎ。ありえん。
特にIT業界の実態はしってるだけに、そのあまりにも、非現実的な展開はもうちょっとなんとかしてほしかった。
ありえないというか、不可思議ともいえるところが多数あったし。
頭から、ファンタジーと宣言しているならいざ知らず、おとぎ話じゃないんだから。
草なぎさんが出演するドラマはじっくりと描いていくものが多かったせいもあるだろうが、今回はなんか違うという印象はぬぐえなかった。そういうのを期待したのが間違いだったのかも。
最後も、かなり、強引にまとめた感があったのも残念。
最終回は短観を書こうとも思ったが愚痴モード全開で終わりそうだったので辞めたくらい。
「恋におちたら」のタイトルの意図するところがわかったようなわからんような。
サブタイトルの「僕の成功の秘密」は結局、いったい何?これもわかったような・・でもようわからん。
けなしてばっかりもあれなんで。
主題歌は好きでした。ドラマを狙って作ったのはわかったけど、上2つよりは・・・。
キャストでよかったなと思ったのは、和久井映見さん。改めて役者やのぅと思いました。
堤さん、山本さんも役に、はまっててよかったと思いますよ。
松下さんは、どうなんだろう。初連ドラ出演ということを考えるとよかったというべきか。
個人的には、嫌いじゃないけど、好きにもなれない。なぜか微妙。なんでだろ?
今期はこうみると研音の大オンパレードだな。
あと、Tシャツの遊び方というか、いじりはおもしろかったと思います。
気づいた人も多いとは思うけど。製作者のかた、毎回ごくろうさまでした。
あながち、嘘でないとはいえ、IT業界が全部あんなんと思われないかが不安。
全然、話がそれるけど、ジャニーズキャストのドラマ上でも結婚しないってのは絶対的なお約束なのか?
脱線:
どうせ、御伽噺だったら、最後に鈴木ネジが株式公開して、主要株主の一覧で遊んでみるってのも面白かったと思うけど。
香織の苗字を変えて結婚したことにするとか。
鈴木島男、白川(鈴木)香織、安藤まり子、安藤龍太、高柳徹、フロンティア、神谷、桐野・・・・
ゴジテレビ、ダイブドアとかにして(爆)
4位:「エンジン」 最初は見ないつもりだったけど、見たので書きます。
木村拓哉さんだから数字が取れたのであって、もし、木村さん以外で同じ脚本でやったらどうなるだろうか?
それはそれで違う意味のおもしろさがあったのかもしれんが、数字は半分くらいだろうね。(爆)
主題として、結局は次郎の成長記なのか?子供の成長記なのか?兄弟姉妹・家族愛なのか?どれもYESだけど、押し切れていない感が大きい。もうちょっとどこか1点に絞っていってもよかったかも。
上野さんをはじめ、子役はみんなそれぞれがんばっていたように見えただけに、大人との絡め方がどうもいまいちだったような気がする。
子供の個々のからみで1話ずつ使ったようだけど、それがうまくつながっていないし、結局最後はちゃんちゃんって感じだったし、無難とは思うが、面白みはなかった。
フォーミュラが舞台である必然性も特になく、他のスポーツでも、なんでもOKだったような気がした。
なんで、「エンジン」というタイトルにしたのかその意味も結局わからんかった。
終ってみれば、木村拓哉さんのためのドラマの感が強かった。
5位:「あいくるしい」 期待していただけに、裏切れらた感が大きい作品となった。
視聴率の減少率でもわかるように、みんな逃げていってしまったのは仕方ないと思う。
正直、自分も見るの辞めようと思ったことがあったし。
当初、「家族愛」がテーマだと思ったら、途中から個々の恋物語になってた時点で、はっきり言って引いた。
結局、最後まで、主題と脚本がずれたまま戻ってこれなかった。
キャストが総じてよかった(特に幌を含めた小学生軍団)だけに、残念な部分が大きい。
せっかくあれだけの登場人物がいるんだから、もう少しうまく絡めれば&個々のエピソードを絞っていけば、もっと面白い展開があったような気がする。
幌を中心にするならするで、そこを深く掘り下げるようにして、話の軸に据えてほしかった。
てっきりキャストの登場順から、主役は豪だと思っていたけど、どうみても、豪じゃないことだけは確かでしょう。
特に、お母さんがなくなってから、話数がないにもかかわらず、一気に話が拡散してしまった感が強い。
最後も話が分散したまま終ってしまった感が非常に強い。
お願いだから、続編なんて作らないでね。作っても見ないけど
一応、こんな感じで採点してみました。
太字は特によかった部分。
総評の青字はよかったと思えたドラマです。
順位 | タイトル | 期待度 | ストーリー | キャスト | エンド | 他 | 総評 |
---|
? | 雨と夢のあとに | 8.0 | 8.5 | 9.5 | 9.0 | 8.5 | 9 |
? | 瑠璃の島 | 9.0 | 8.0 | 8.0 | 8.0 | 9.0 | 8 |
? | 恋におちたら | 9.0 | 6.5 | 6.5 | 6.5 | 7.5 | 6 |
? | エンジン | 6.0 | 6.0 | 7.0 | 6.0 | 6.5 | 6 |
? | あいくるしい | 10.0 | 4.5 | 7.5 | 5.0 | 6.0 | 4 |
期待度 =開始前の期待度。
前の記事で最高を10、それから1段落ちるごと?1。
ストーリー =展開、脚本の面白さ、ドラマ全体の流れなど
キャスト =出演者とキャラクターとのマッチング、個々の演技など
エンド =各話&最後の話のしめ方(終りよければなんとやらで結構重視します)
その他 =主題歌、HPのつくり、構図、細かい演出など
総評 =ドラマ全体として10段階評価
全て10点満点。平均は 6.0?6.5(期待度は別)
各項目については優劣をつけたかったので、項目ごとで”同点”はなしにしました。
追記:
「タイガー&ドラゴン」は他の方のblogなどを見ると絶賛の意見が多い。
5話だけ見たけど、正直、もうひとつだった。
受けている層がかなり限定されているようで、判断に難しいドラマなのかもしれない。
とある話の1部分だけしか見てないし、それだけで判断はできないので、DVDでチェックできればするつもりです。
「ファイト」はあんまり見れていません。話はHPなどで追っかけています。
まだ終っていないので次期回し。
それ以外は上記の条件に当てはまらないので割愛。
関連ネタ:
2005春ドラマまとめ(視聴率編)夏ドラマへの期待はこんな感じです。(夏ドラマ期待度)